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あけましておめでとうございます。
年明けチャットからはや一週間…、皆様コメントありがとうございます。
改めまして、年末オフ・年始チャットではお世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
この場でお返事を。
>セイさん
いつもコメントありがとうございます。
関西は雪なぞ降らないため、清廉なあの水滴に不埒な想いを
かきたてられることはございませんが(笑)
そちらの降雪量はいかほどか…、冬の終わりまでどうぞ
もちこたえてくださいませ。というか、雪→シド→双子でお願いいたします(o*。_。)o
>美桜さま
オフ会ではお世話になりました。
そういえば、先日たまった文芸誌を整理していて
アリプロジェクトのボーカルの方の記事をみつけました!
偶然以上のなにかを感じた一瞬でしたw
サガシドへもコメントありがとうございます。
お互いがお互いの救い…!いいフレーズ!
またもそもそとサガシド萌えがわきあがってきそうです。
>まり様
コメント返しも遅くて申し訳ありません。
連絡手段、現在はこちらのコメントのみしかつけていないのです…
どうもお手数おかけいたしましたm(。_。;))m
チャットでは思わぬところでまり様との共通点・萌えポイントを
発見できてうれしかったです~!中国のほうは道教でしたか!
わざわざありがとうございます。
また、あの後確認してみれば…、年始から読んでいる本も国書さんの
世界幻想文学大系でございましたw( ̄▽ ̄;)w
さて、私事でございますが、
12日の土曜日…、卒業論文口頭試問を終えました。
副査がかえしてくれた私の論文…要推敲のフセンだらけ!( ̄▽ ̄;)!!
いや…誤字や文章の不自然さ、ちょっとココ強引…てか流れ悪い…など
自分でも気づいていたけれども、予想を上回る訂正箇所o(´^`)o
いやま、こういう機会は大切なので、ついでに納得行くまで推敲(…の範疇で
認めてもらえるのか)してみたいです。締め切りいつだろう~。
また、
来月あたまから中旬までは、メールは勿論このブログにご連絡いただきましても
お返事をさしあげられませんが、ご了承くださいませ。
テスト等と準備期間がかぶって、お世話になっている皆様個別に
ご連絡できるか微妙なので…、ここでお知らせするご無礼お許しくださいませ。
おひさしぶりです。皆様の六花です(o*。_。)o
はてさて、かろうじてブログは二ヶ月ぶり…?更新に至っては沈黙あるのみですね。
ええと、プライベートも落ち着いてきましたので、そろそろ萌えターンに
はいりたいと存じます。厄介なもので、私の萌えターンは唐突にやってきて、唐突に去り
またいつぶりかえすか…そのインターバルが長い長い。
そんなダメアスガルダー六花ですが、先日大阪でプチオフに参加してまいりました。
セイさん、美桜さま、お世話になりました。地元産なのに不案内ですみません。
しかし…一日中…アスガルド…至福のときをすごさせていただきました。
不得手なカラオケでは、カプソング!お好み焼きたべつつ萌え!
なにより、不安定なこのサイトを応援してくださるおふたかたに…
申し訳ないほど元気をいただきました。ありがとうございます。
また後ほどご挨拶に参ります。
では、久々のブログ劇場。
「いくらわたしが女性ではないからと、就寝前の寝室に突然現れるのは、
無作法とは思いませんか?」
湯を浴びて一日の疲れを癒し、それから酸化しすぎた赤ワインをグラスに一杯。
夕食代わりにと、サンドイッチを少し自室へ持ち帰っていたが、
それを飲み下す気もおきず、早々にベッドに横になる。
ベッドサイドのランプを消そうとして、昨夜から読み始めた小説が目にとまり、
その頁を繰ること数十分…、さて今度こそ就寝を、と思った時だった。
シドの目の前の風景…、殺風景な壁、雪のつもる窓が唐突にゆがみ、
雲突くような長身が、歪み裂けたその次元の間から、するりと室内に入り込んだのは。
ため息をつき、控えめな抗議を口にするシドに対して、侵入者もまた
控えめに微笑む。
「すまない…、非礼だとは思ったのだが」
180センチはあろうかという背を丸められては、シドもそれ以上のことは言えなくなる。
「サガ」
どうしたのです。ベッドから腕を持ち上げ、その動作でサガを招く。
ベッドサイドに立ったサガに、目で問いかけると、サガはほっとしたように
シドの差し出された手をとり…、
「冷たい」
「ああ…すまない」
湯とワインで温められたシドの手に、サガの手はひどく冷たく感じられる。
目を眇めて謝る男を見つめ…、シドはその髪や服に着いた白い氷の粒に気づいた。
「……雪?」
次元をねじまげる能力を応用して、サガは遠いギリシャの地から、
このアスガルドへ渡ってきたはずなのだ。つまり、室内から室内へと。
「どこで…雪などついたのでしょう」
不思議そうに首を傾げ、シドはサガがひっこめた手を両手で包みこむ。
その冷え切った手を温めるように。
突っ立ったまま、そのシドの動作を見守っていたサガは…、ほっと
頬を緩め、もはや十分に温まった手をシドの背に回した。
急に抱きしめられ、面食らいながらも、シドは同じようにサガを抱きしめ返す。
「今年は、ギリシャもひどい寒波でな。アテネもひどい雪が降っている。
何十年ぶりだろう…わたしが生きてきたこの数十年はなかったことだ。
聖域の皆は、こどものようにはしゃいでいて、わたしはその様子を宮から見つめていた。
そしてふと、思い出したのだ。…わたしの雪の音を」
ああでもない、こうでもないと、目の前の男が『雪の音』を考えていたのは、
もう一年も前のこと。そのときのことを思い出し、シドはくすりと笑う。
「ええ、それで?」
「雪の中に出てみた。雪を両手で…体で受けてみた。そうすればわたしのなかの
衝動を抑えることが出来るのではないかと…。だが、徒労だったな。
気づけばわたしは道をひらき、ここへ降り立ってしまっていた」
サガは言葉をきり、シドを抱きしめる腕を解いた。そうして、改めて、
その両手で恋人の頬を包み込む。
「雪の音を、お前が教えてくれたのは去年だったな。だが、あの時から、わたしにとっての
雪の音はおまえの声、その白さはおまえの肌、その雪をもたらす冬はおまえの祖国を
私に思い起こさせる…」
恋人の言葉を黙って聞いていたシドだが、その内容は彼の白磁の頬を
上気させるには十分な内容だった。もう、わかったから。
そうした意味をこめて、シドは恋人の名前を呼ぶ。
「サガ…」
その響きに、当の男はいっそう穏やかに、シドを赤面させるほど完璧な
笑みを浮かべた。
「…ああ、やはり、わたしの雪は…記憶のとおり、こんなにも柔らかな音で降る」
『雪の音』を書いたのも、ほぼ一年前でした。
おお…恋人っぽくなると、この二人くささが増します。芝居臭いです。
文学カップルでもあるこの二人、なかなか遠まわしな表現が好きなようです。
…いえ、まあ…六花の力量ではこのくらいの比喩(?)で精一杯なわけです。
一年前より進展して、結構らぶらぶなご様子。サガにとっては、
雪の音はもはやシドの声音を思い出させるもの…ひいてはシドの声そのものという
わけなのです。では、シドにとってサガそのものといえる存在は…?
それはまた今度、ですね。
少し前まで日本を覆っていた寒波のはしっこが欧州にもかかっていて、
ギリシャ・テッサロニキに大雪がふったというニュースを見て思いついたネタでした。
ソ○ルイーターっぽいテンプレートに変更してみました。
今、六花の中ではソウ○イーターがアツイです。
騒音まきちらす神父様が…!!
あとは、来月創刊のジャ○プSQのいくつかの連載気になる…
我が子(HP)の誕生祝もせず、ご無沙汰しております。
まだ当面、復学と卒論で更新はかばかしくなりそうにないですが…
思い出した時にごらんいただければ、何かが変わっているかもしれません。。
そして卒論さえ終われば、北欧神話の背景も幾分はっきりするはずで
ずっと構想だけで終わっている、創世のアスガルド篇を…
そして、ラグナロク篇も…。遅筆ゆえ、書いている間に先を忘れて
しまうんですよね…。イタタ。
創世のアクエ●オンのOP、エンドレスで聞いております。
アニメはネタとしかいいようがないけど、この歌は好きです。
そこはかとなく、アルベリッヒ13世×当時の地上代行者な妄想が膨らむ。
そういえば…、
『BOOK』のフォローというか、更新記録みたいなものを
書いておりませんでした。
まあ、たまにはいいじゃろ…、らぶらぶ双子ですが、
文章のどこかで刹那の想いを感じ取っていただければ。
さて……、
なんだか最近、幽白の黄泉様が好きでたまりません。
蔵馬×黄泉とか…、幽助×黄泉とかね…、ないけどね!
しかし幽助には螢子ちゃんがいるから、黄泉は御妾さ…
もとい、たまに幽助が魔界に里帰りしたときの茶のみ友達かなぁ。。。
黄泉は、蔵馬に間接的に殺されそうになったことが若干トラウマに
なってて、絶対に自分を裏切らない、裏切らせない者が集う帝国を夢見て
癌陀羅を建国したのかもしれないな…とか、ぼーっと考えています。
裏切られることが怖くて、誰にも心をひらかず、むしろそれ-腹心を必要としない
自分-は、国主として強いのだと無理やりに思い込んでいそう。
黄泉様不幸受け…仕合せにはなれなさそうな方です。
「あぁぁあ~~!」
奇声をあげ、幽助はばったりと背後へ倒れこんだ。
毛足の長い、魔界における最高級の敷物が、その背への衝撃を
やわらげる。大統領府衛星都市癌陀羅。黄泉の宮殿の一室である。
魔界統一トーナメントの終焉の後、新しい大統領府は、
雷禅の宮殿内に築かれた。それは、優勝者である煙鬼いわく
「ここにデンといすわって、あの大会の思い出話してやれば、あの頑固野郎
さぞ悔しがるぞ」という…、一種のひねくれた雷禅を偲ぶ気持ちの現われだった。
大統領府が、かつて魔界の覇をきそった一角の居城にのみ置かれたのでは、
差しさわりがでるのではないか。そういう声もあり、躯の移動要塞百足には
魔界の治安維持を司る軍部が。黄泉の癌陀羅には、司法を司る機関がおかれた。
幽助が魔界を訪問するのは、珍しいことではない。
霊界が対上級妖怪用の結界をといたことで、ふたつの世界は驚くほど
近くなった。彼は魔界へ戻るたびに、父の旧居城を訪れ、煙鬼と語り合ったり
また、躯や飛影を尋ねて、迷い人間の多さへの愚痴を聞いたり
北神ら旧部下らとじゃれあったりして時をすごしていた。
その幽助が、今回の里帰りの際に選んだ訪問地は、ここ…癌陀羅であった。
そして冒頭へ。
黄泉の執務室で、盛大に大声をあげ、寝転がる幽助。
それを呆れたように、見えぬ目で見つめる、この部屋の主・黄泉。
黄泉は手にした厚い新法律書を繰り、こめかみにとりつけた盲目者専用
情報端末でそれを記憶している真っ最中であった。
「わたしの仕事がおわるまで、静かにしているのだろう」
低い声は、さほど怒っているようではない。
幽助は寝転んだまま顎をあげ、さかさまに黄泉を見上げた。
「ああ、いますっげー後悔してる。それ、ぜんぜん終わんねーみたいだし」
ぶちぶちと文句を言う幽助を無視して、黄泉はまた手の中の書物に
意識をむける。ぱらぱらと、彼がページを繰る手は早い。
「……なんだ」
そっと、極力気配をころして、絨毯から体を起こした幽助は、
黄泉の言葉にビクリと肩をすくめる。
幽助のおこした、微細な空気の流れを、黄泉は感じ取ったらしい。
ひらきなおった幽助は、今度は音をころすこともなく、無造作に
黄泉に近づき、背後から、先刻より黄泉の意識を奪っている
法律書を覗き込んだ。自然、肩を後ろから抱きこむような形になる。
黄泉の後頭部にある角が胸にあたって痛いが、腕をゆるめるという
選択肢は浮かばなかった。
「かまってくれねーとグレるぞ」
「…ぐれるとは、どういう意味だ?」
まじめな顔で返されて、幽助はぐっと言葉に詰まる。
…世間…いや、人間界知らず。
思わぬところでカルチャーショックを与えられるが
思い直して、にやりと笑う。
「こうゆうことかな?」
片手は黄泉の顎に、唇は振り向かせた黄泉のそれに。
このあと、幽助は「無礼者!」の気合一閃ふっとばされたとかされないとか。
題をつけるとしたら、非行少年。
来春からの働き口、なんとかなりそうです。
第一志望の業界……内・ですし、たぶん…決めるかな…
なにより、就活への小宇宙がいまかなり下火です…!(ダメ六花
隔月更新、既に破ってしまいました…
おお…しかし父の日までにはなんとか(ある意味・父不幸;
場つなぎとして、小話あげておきます。
死後、優れた闘士はヴァルホルに迎えられ、ラグナロクまで、
けして尽きない肉と酒の相伴にあいつつ歌い暮らす…ということですが、
その間、時間の流れはどうなんでしょう。
もう死んでいるわけだし、精神的不老不死…という扱いなのだろうか。
戦士が肝心の戦時に老いていたら、なんにもならんからなぁ…
と・北欧文学専攻にはあるまじき不勉強ぶりをさらけだしつつ。
人物設定は、
エインヘリヤルとなって不老不死(若干語弊あり)となったシド。
と、
アテナに改めて教皇の座を与えられ、過去の罪科を日々思い返しつつ
老いをかさねるサガ。
サントリーニを夕日が赤く染め上げる。
世界有数の別荘地、その小高い丘の上に、聖域の長たる男の隠れ家がある。
かつて、男は幼い女神アテナを殺害し、聖域を…ひいては地上を支配しようと目論んだ。
しかし、その企ては失敗に終わり、悔い改めた男は、冥界にてその罪を贖う。
男の功もあり、冥王ハデスはアテナに破れ、一時的に光と影の区切りは薄れ…
男は、草葉の蔭より、再び出ずることを許された。
……正統なる聖域の長として。
「アテナは…悪趣味なことを考えたものでした」
すこし艶を失った銀髪に指を通す。
日を、年をふるごとに、男は小さく、乾いていく。
かさつく額に手をあて、閉じた瞼を撫でる。
ひどく億劫そうに開かれた瞼の下からは、唯一時を感じさせぬ蒼い瞳。
「シド」
男は、咎める声音で、彼のためにその膝を提供している青年を呼ぶ。
シドは…、伏し目がちであった瞳を見開き、男に微笑みかける。
「独り言のつもりでした」
「…そうか?耳がとおい老人だからと、口がすべったのでは?」
「私も年をふりすぎて、ヒネた考えしか持てなくなったのですよ、サガ。
あなたのアテナを批判するなど」
北欧の古代神オーディンを頂く、ふるい聖域アスガルド。
アスガルドには、8人の闘士があった。
彼らもまた、ポセイドンの傀儡としてアテナに挑み、その生を終えた。
あるいはオーディンが、幾星霜後かに訪れるラグナロクのため…、
彼らを連れ去ったのかもしれない。
ただ、彼らには死後も自由があった。戦に望むまでのモラトリアム…
消滅までの時間、彼らは衣食住すべてに不自由することなく、また
地上に帰ることも可能とされる。ただし、日中のみ、と時間は限られるのだが。
「…やめましょう。わたしはもうすぐヴァルホルへ帰らねばならない…
次にあなたに会えるのはいつのことか。あの女のために口論などしたくはありません」
「……そうだな」
シドの言葉に、まだ多少の棘を感じつつ、サガは大人しく頷いた。
そして、その痩身を起こす。
シドはサガの背に手をそえ、彼の動作を助ける。
「次の教皇を選んできた…。私は、アイオロスとその後の教皇の間を埋める為の
仮の教皇。…やっと、戻ることができる…」
「ではもう、聖域には帰らない?」
「…聖域は、あそこは…53年前よりもう私の家ではない。双子座の地位を捨て
また続きを兼ねる者として、偽りの生を歩んだ…その私に、帰る場所などなかった」
「…サガ」
「ただ、おまえだけが…。私の闇を、初めて受け入れ、必要とした」
「私はあなたを利用しようとしただけです」
掠れた声で、シドは呟いた。
サガの背にあてられた手が、わずかに握られる。
「それでもよかった。あれと、私、真実の私を愛してくれたのは、おまえだった。
40年前より、わたしの帰る場所は、おまえだったのだ」
「互いに死の淵より彷徨い出てから、今日までの時間が、長かったのか
短かったのか…私にはわからない。でも、あなたを愛するには短すぎ、
忘れてゆくには、長すぎる時間です」
「オーディンも、惨いことをする」
サガはつぶやき、しっかりと自分ひとりで座り直す。
伏せたまま、顔は見えないシドの頭に手を置き、ゆっくりと撫でた。
「酷いのはあなたです」
あなたを愛し、愛されていたいと望むのに、
あなたを心の中から追い出すにはもう、時間が経ちすぎてしまったのに、
「むごいのは、あなたです」
あなたはわたしをひとりにして、何処へ行こうというのです。
「シド」
恋人というよりも、今は祖父と孫のようだ。
初めてであった時のまま、若いままに時間を止めた恋人をみつめ、
サガは苦笑する。
「わたしの魂は、定めに従いハデスのもとへ行くだろう。だが、
ここにのこるこの身体は…、おまえにやろう。
あちこちガタがきて…あまり、使い物にはならんものだが…」
赤く燃えていた空は、次第に紫紺へと変わりつつある。
朧気な灯りのなかで、サガはシドを見つめる。
「キスを…してもいいだろうか。…この老いぼれが嫌でなかったら」