It's been on your side since you noticed
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GJGアンソロジー。
ギリコとジャスティンのプロフィール回答も無事送信して、
これで…本当に夏を待つばかりです。
8月15日、夏コミ初参加(一般)。エート…ひとりです。
待ち時間を一緒に過ごしてくださるGJGな方、
募集してます。六花のやつは口下手ですが…。
来場時間とか合えば(いや合わせます!)、是非ご一緒させてくださいませ…!
拍手かブログでぽちっと…。受け身ですいません…。
さて、件のプロフィールにて。
魂.喰を始めてから、初めて(!!)ギリコについて色々考えた。
ギリコさんはですね、普段ほんとにもうアチャーに粗野なかんじですが、
じつは趣味が読書とかで、酒片手に本読んでたりとかしてたら萌えるなぁ~とか。
んで、ジャスティンと一緒に古書店の前を通りかかって、
「あ。ちょっと寄りますね」
「おー」
「………」(棚に目を走らせる)
「何探してんだよ」
「えっと、ブッツァーティの、『シチリアを征服し」
「あー。クマのやつな。絵本だろそれ…、っと、あるじゃねぇか。ほら」
「!!」
みたいな展開。
素敵です、ギリコさん。
…とかなんとかジャスティンが言ったらまさかの展開だ。
あと、身長体重だけど、ギリコは若干ぽっちゃりだと良い。
お酒大好きなので、BMIではコンマ単位でぽっちゃり認定。
脱いでもわかんないんだけど、数値上はぽっちゃり認定。
特殊ですか、この萌えは…。
あとは…
ガンガ.ン8月号が気になる時期に入ってきました。
ジャスティンの狂気落ち(鬼神サイドへの移行)については、
諸説ありきですが…、ASTRANTIAでは(遅
もともとジャスティンが信仰していた『神』というのは、
『死神』ではなく、『秩序』だったのではないかしら?という見解です。
もともと処刑とは、社会の秩序を乱した者に課せられる最大の罰だと思うので
ジャスティン(魔断頭台)が秩序をなにより愛しんでいても違和感はない…。
世界に秩序をもたらす者=神。
道化師に導かれるまで、ジャスティンにとっての秩序は、死…死神だった。
けれど、本当に、秩序をもたらすものは、そうではなく鬼神だったのだと、
そう何度も囁かれ、そう考えるようになってしまった。
なので、本質的には、ジャスティンは何も変わっていないのです。
ひたすら秩序を重んじ、それをもたらすものを信仰しているのだと。
まあ、ちょっと鬼神側にきてハイになっちゃってる感はありますけどね…。
ASTRANTIAは以上の設定をモトに、色々いじろうと思います。
いくら道化師にしつっこく囁かれても、きっかけがなけりゃ
鬼神=秩序だとは思うまい。
そこで、以下のエピソード。
「おまえは迷わないんだな」
尻もちをついたまま、私のパートナー…、
-ああ、男か女かも忘れてしまいました。
ただ、その方が私のパートナーであったことは確かです―は、
そう言いました。
その方の武器になってから、ひと月経ったかどうかという
ころのことです。私と彼(ひとまず彼としましょう)は、
いくつかの魂を手に入れていて、順調にデスサイズへの道を
歩んでいた…はずでした。
闇に浮かぶ、深紅の魂は、今しがた私が切り裂いた『悪人』の
ものでした。つややかな光沢をもち、一皮むけば、
薫り高い果汁が滴りそうな…最高級の林檎に似た形と色をしています。
私はそれを掌にのせ、そっとその表面に唇をつけました。
魂はたよりなくゆれ、その感触に、私は身をふるわせます。
口に含み、喉を通る時、どれだけの愉悦を得られるのか、
私はうっとりとして、掌に乗せた魂を見つめます。
「おまえは、迷わないんだな」
幾分の非難をこめた声が、私の背にかぶさってきたのは、
そうした恍惚の瞬間でした。
罵られる覚えなどない―むしろ、途中で敵に同情して、攻撃を止めて
しまったパートナーこそ、罵られて当然なのに―私は、
眉をひそめて、彼を見下ろしました。
「何を言うのです」
「言葉通りの意味だよ。おまえは、死神様のリストに名があがって
いれば…、それがどんな子供だろうが、どんな理由を抱えた魂だろうが、
なんの迷いもなく、切り捨てるんだな」
「…何を、迷うことがあるのですか。神の判定は下っているのに。
私たちはただ、それを遂行するだけです」
「……俺に、それはできない」
未だ地べたに座り込んだまま、彼はつぶやきました。
私を見つめる顔、そこには、『なぜ理解できないのだ、おまえは』という
苛立ち、そして憐れみが滲んでいます。
彼が浮かべる表情、それこそが私にとっては憐れみの対象でした。
「あなたの判断が、…安っぽい同情が、死神様の…世界の秩序に
優先される価値をもつとでもいうのですか」
ことさら冷たく突き放すと、彼は、一瞬大きく目を見開き、
それから、それから、ひどく悲しそうな眼をしました。
「そうだ。死神様の判断に勝るものは、ない。でも、それでも、
俺は…、その判断に従った己の行動を悔やむだろう。
ときに、なぜ…と、涙を流すだろう。それを、」
それを、
「パートナーと共有できないのは、つらい」
「………」
「どう最善を尽くしたつもりでも、俺はきっと迷わずにはいられない。
後悔せずにはいられない。それが、ふつうの人間だ」
「ふつう…?では、あなたは」
「ひとりでその十字架をかかえて…、それも、そうしたことを理解できない
おまえの隣で十字架をかかえているのは、辛すぎる」
「わたしがふつうではないと仰るのですか。
死神様のご判断に忠実であることが、いけないと言うのですか」
知らず、握った拳のなかで、先刻の魂が悲鳴を上げています。
まだ、肉体の記憶を色濃く残しているそれは、
高く、儚げな女性の声を使って、彼の憐憫を誘っているかのようでした。
「悪いとは言っていない。ただ、」
ただ、と、彼は一瞬だけ迷ったようでした。
しかし、それもつかの間、私を見上げた瞳はひたすらに
まっすぐで、彼の決意を私に伝えてきます。
「ただ、俺はおまえを理解できない。おまえも俺を…いや、
ひょっとしたら、人間の心というものを理解できない。
そんなやつと、パートナーでいることは、無理だ」
静かにそう言いきると、彼はノロノロと立ち上がりました。
尻についた土を払い、くるりと私に背を向けます。
その背に、私は既視観を覚えて立ちすくみました。
そう、彼に言われる前にも、私はこの言葉を受けました。
その前にも、その前の前にも。
それから、そんな私を呼んで…、あの方も、とても困った
顔をしていたのではなかったでしょうか。
「あなたの意志に忠実である私を、あなたもお厭いになるのですか」
私は神の手足となり、秩序を乱す者を断罪する者。
手足は思考することなど要らない、ただ、全能の意志に忠実であればよい。
800年続いてきた、我が一族の誇り。
「どうか、我が主よ。私の存在を、否定しないでください」
遠ざかる彼の背に、あの方の姿が重なります。
彼が完全にそこから見えなくなっても、私の足は、地面に縫いとめられた
かのように、ぴくりとも動きませんでした。
拍手返信です。
>夕純タツネ様
ご訪問&脱稿へのお言葉ありがとうございます~!
リンクの貼り替えにつきましては、お手数をおかけいたしました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
サイトとアンソロ連動企画は、夏コミ前からぼちぼち始めようかな~と
思っています。とはいえ、ガチで『連動です!』としないものもありますので
ウォーリーを探せ的な、地味な発見の喜びも提供できればなあと思います♪
もう7月…言っている間に夏コミですね!そして8月号の発売も…!
夕純様のところのノア&ワカメちゃんの進展も気になります。
もちろん、ギリジャスも…!楽しみがたくさんつまった夕純様のサイト、
またゆっくりお邪魔いたします~。
ありがとうございました!
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