[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
一週間後には、もう夏コミだと…
最新刊でココに魂抜かれ、結局トリ.コ目当てで1日目も参加することにした。
余談ですが、先週くらいのY新聞記事に、80年代W.JはW.Mなどに比べて
ストーリーは弱いが、キャラの個性が強い、ってあって、
「そうソレ!私の好きなW.Jはソレ!」と激しく賛同した。
いやでも、ト.リコとテ.ニは全く違うぞ。キャラが強いのとキャラ萌えはな…。
そう言いつつ、管理人は跡.部.様が好きです。
車窓ごしに流れる景色は、次第に見知ったものへと変わっていく。
高くそびえる高層ビル、建築材をつりあげたクレーン。
メタリックブルーの近代的外観を持つ鉄道車両。
「…セントラル駅」
車掌が次の停車駅を告げる。
ドイツ語の硬質な響きは、青年の耳に心地よくなじんだ。
車内放送が終わるや、あたりは急にざわつきだす。
スーツケースを出口付近に移動させて、降りる準備を始める
グループは、観光客の一団。
開いていたノートパソコンを閉じ、ネクタイを確認しているのは、
この都市が持つ、金融都市としての顔を拝しにやってきた者だろう。
青年は、乗客の大多数をしめるこの2グループのいずれにも属さない。
彼の荷物は、膝の上で折りたたまれたままになっているコートと、
そのコートのポケットから覗くi-podだけ。
そのくせ、同じような軽装でいる地元っ子たちともまた違う空気を醸し出している。
周囲とは、くっきりと色分けされた領域で、青年は静かに座っている。
ほとんど最後に車両を降りた青年は、電車に揺られ固まった体を
伸ばす時間も惜しむように、足早に駅舎を出た。
まっすぐにトラム・セントラル駅に向かう。
路面を走るトラムは、行きかう通行人を警戒して、ことさらゆっくりと
駅に向かってきていた。そして、そんな様子をいいことに、
通行人たちはてんでばらばらに軌道を横切っていく。
駅で待つ乗客(予定)も、それが数分前の我が身であるだけに
怒るそぶりも見せず-ただ苦笑は禁じえない-、トラムの入線を待っている。
トラムが走る位置から、駅までは、まだ50mほどの距離がある。
状況を見れば、駅到着には少なくとも10分はかかるはずだ。
そう試算した青年は、歩く速度をゆるめた。
その鼻先を、チーズとパンの、香ばしい匂いがかすめる。
プレッツェルの路面屋台。チーズをねりこんだプレッツェルを買い求め、
熱いそれを頬張りながら、駅へと向かう。
青年が乗客の中にまぎれこむのと、車両の入線はほぼ同時であった。
食べ終わったプレッツェルの包み紙をポケットに押し込み、ステップを登る。
利用客の多い、朝の時間帯だ。座席は既に埋まっている。
青年は、素早く車内を見まわして、車両最後部に当面の居場所を定めた。
わずかに開いた窓からは、涼やかな風が入ってくる。
この都市が抱えるものは、紙幣だけではない。
街の南には、美しい湖があり、夏場ともなれば、そこは絶好の遊泳場となる。
先刻からの涼風は、きっと湖面を渡ってきたものだろう。
徐々に、徐々に、懐かしく、またそれ以上に危険だと直感できる場所へ向けて、
トラムは進んでいく。
終着駅が近づくにつれて、乗客の数も減っていく。
トラムが街の南郊外に達した時には、青年と、もうひとり…
小さな鞄をななめがけにした老婆だけが車内に残っていた。
ややあって、車内に終着駅到着を告げるアナウンスが響いた。
博士vsメデューサ戦かじったような、
ジャスティンとシュタインの観念討論とかしたかったのに
前ふりだけで結構こんな…。
そして前ふりだけで、オチ弱いのが悩みだ。胃が痛い…
バトンまわしてくださってありがとうございます。
回答はまた明日にでも…。